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調査・研修テーマ

「高齢者の住まい方」

研修風景
 
研修風景
 
写真提供:http://www.moimoifinland.com/
参加申込は
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北欧など早くから福祉に取り組んできた国では、「福祉は住宅に始まり住宅に終わる」と言われています。わが国においても、住み慣れた地域で最後までその人らしく生きることを支援するため、「住まい」を必要な社会資源として整備していくことが求められており、今後、新たな住まいとして高齢者向け住宅が増えていくことが予想されます。
また,既存の施設においても施設機能を地域に展開し、高齢者の在宅生活を支えるという新たな役割が期待され、地域密着型の施設・住宅が求められています。
今回の調査・研修では、認知症高齢者にとって必要な環境について学ぶとともに、小規模ケア付住宅や高齢者住宅等の様々な形態の「住まい」を視察し、高齢者にとって暮らしやすい「住まい」について学んでいただきます。



ノルウェー認知症研究センター
    ノルウェーの国家プロジェクトとして認知症対策を推進するために1997年に設立。認知症の人々のための住宅(グループホーム)に必要とされる建築環境等についてのレクチャーを受けます。
     
ラングフス・サービスセンター
    訪問介護センター、高齢者ケア付き住宅、認知症グループホームの複合施設。一人ひとりにあった効果的なケアを行うため、建物の設計を工夫しています。
     

ソピムスヴォリ財団(「合意の丘」財団)
    「癒しの共同体」という共通理念に基づき、『利用者とスタッフの協働』など7つの基本ルールに沿って運営されています。この7つの基本ルールが優れた認知症ケアを提供していると諸外国からも評価されています。
ここでは、認知症の人の心のうちを理解し、不安や恐怖感を取り除く「ヴァリデーション・セラピー」を行い、近隣住民との交流を積極的に図っています。
     

ヘルシンキ市もしくは近郊都市福祉関連団体
    フィンランドの高齢者福祉政策についてのレクチャーを受けます。
     
Japan−Club
    ヘルシンキで暮らす日本人の組織。その中の高齢者メンバーから見たフィンランドの高齢者福祉について話をうかがうとともに意見交換を行います。
     
キヴィプィスト・マルチサービスセンター
    年代に関係なく高齢者・障害者を対象とした、フィンランドでも非常に珍しい施設です。ヤルヴェンパーというヘルシンキ郊外の街にあるこの施設は、人口が少ないために、経済的に効率よく、かつ質の高いサービスを提供するために考え出された形態で、認知症グループホームや知的障害児デイケアサービス等を行っています。
     

A.ノルウェー・フィンランド コース

日次
月 日
地 名
現地時刻
交通機関
スケジュール(宿泊地)
食事

10月6
(木)

関西国際空港
11:00 AY-078

空路、ノルウェーのオスロへ(ヘルシンキ乗継)

(ヘルシンキ着) 15:20
(ヘルシンキ発) 17:55 AY-657 オスロ到着、入国手続き後、ホテルへ
オスロ
18:25
(オスロ泊)
10月7日
(金)
オスロ
午前 専用バス 視察研修(1)ノルウェー認知症研究センター
認知症の人々のための住宅に必要な建築環境に関するレクチャー
午後 専用バス 視察研修(2)ラングフス・サービスセンター
高齢者ケア付き住宅、認知症グループホーム等、複合型施設の視察
(オスロ泊)
10月8日
(土)
専用バス 簡単なオスロ市内の視察(車窓のみ)
オスロ
12:05 AY-656 空路、フィンランドのヘルシンキへ(ストックホルム経由)
ヘルシンキ
15:30
16:30頃 専用バス 着後、バスにてハンメリンナ地方へ
ハンメリンナ
18:30頃
(ハンメリンナまたは周辺泊)
10月9日
(日)
ハンメリンナ
11:00頃 専用バス アウランコ国立公園およびハンメリンナ地方・イッタラ視察
タンペレ
17:00頃
タンペレ市内視察を経てホテルへ
(タンペレ泊)
10月10日
(月)
タンペレ 午前 専用バス 視察研修(3)ソピムスヴオリ財団
午後 「癒しの共同体」の運営方法と住環境についてのレクチャーと同財団における認知症ケアの取り組みについてグループホームの視察
(タンペレ泊)
10月11日
(火)
タンペレ
午前 専用バス 陸路ヘルシンキへ
ヘルシンキ
昼頃
午後 専用バス 視察研修(4)ヘルシンキ市もしくは近郊都市福祉関連団体
フィンランドの高齢者福祉施策についてのレクチャー
視察研修(5)Japan-Clubとの夕食懇談会
在フィンランド日本人高齢者を招いての夕食懇談会
(ヘルシンキ泊)
10月12日
(水)
ヘルシンキ
(ヤルヴェンパー)
午前 専用バス 視察研修(6)キヴィプィスト・マルチサービスセンター
人口の少ない地域における効率の良い、かつ質の高いサービス提供についてレクチャーと視察
午後 うちあげ夕食会
(ヘルシンキ泊)
10月13日
(木)
ヘルシンキ 17:15
専用バス
AY-077
出発まで自由視察
市内を車窓視察しながら空港へ
空路帰国の途へ
(機中泊)
10月14日
(金)
関西国際空港 8:40 到着、入国手続き後、解散
 
食事(朝=朝食、昼=昼食、夕=夕食、機=機内食)
発着日時及び交通機関は変更になることがあります。  
研修受入先の都合により視察先が変更になることがありますので予めご了承下さい。  
利用予定航空会社  AY = フィンランド航空    

■参加申込(申込書はこちら)
  参加申込は、申込書に必要事項を記入の上、FAXにて下記宛にお申込み下さい。
(財)大阪府地域福祉推進財団<担当:山下、山田>
FAX:06−4304−2941